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奥田尚佳市長を、議会が不信任決議!

 第1回尾鷲市議会臨時会が開催され、奥田尚佳尾鷲市長に対する不信任決議が可決されました。
 
 国からの定額給付金の支給にあわせ地域限定のプレミアム商品券(新つばき振興券)を中心とする議案第28号「尾鷲市一般会計補正予算(第1号)の議決についてや、報告第 2号から第 6号までの専決処分事項の承認についての提案説明が市長より行われ、委員会付託審査の後、本会議場で採択されましたが、その後、「奥田尚佳尾鷲市長不信任決議(案)」が提出され、発議第 2号として追加日程し、記名投票の結果、議員15人中、14票対1票で不信任決議に同意し鉢議題 2号は可決されました。

 この議決は、明日、午前9時に市長室へ文書で届ける手はずになっています。この決議書を届けた翌日から10日間(5月1日まで)に、市長は議会を解散するか、自ら潔く辞職(何もせず10日間を過ぎれば失職)をするかである。

 小生、議長の立場から、会議終了後にインタビューを受けることになったが、小生の言葉は一貫して「奥田尚佳市長は自ら辞職して市民の信を問うていただきたい」だけです。何と言っても「市民の信任」こそ、その立場に対する最大の証であります。

 最近、鹿児島県阿久根市長は自ら議会との対峙といった行為で不信任となり、議会を解散したものの、市議選後には再び不信任決議され失職となったようです。また、愛知県西尾市長も自ら起こした問題にもかかわらず、議会を「大義なき解散」と言われてまでも、市議選を行なわそうとしています。

 そういった市長に対する最近の風潮は、自分自身のおこした問題から「理の無い議会解散」を行なっていることで、地方自治の解釈の履き違いが指摘されています。

 多分、日本中の自治体や地方議会が、奥田市長の結論の出し方に注目しているのだろうと思われます。尾鷲市のみの件ではなく、地方自治体の件と言えるからであります。

 尾鷲市のみで考えるなら、議会が解散され、市議選、再び不信任決議、市長選となるとかなりの政治空白が生じることも考えられます。小中学校の耐震問題と定例会の時期等、政治日程を考えれば、その意味では市民のみなさんにご迷惑を掛ける可能性が大きいことだけは、悔やまれる今回の臨時会の結果ですが、決まった以上、ひたすら低頭するのみです。

 小生は、尾鷲市長たるお方は潔さがあるべきと思います。何故なら、我々のたった一人の首長だからです。

 何度も同じことをくり返していますが、「潔さ」「禊ぎ」こそが「信任」に結びつくものであると考えます。

 この10日間のなかで出される結論は、奥田市長のみが知ることであります。

三重情報(尾鷲発のブログもたくさんあります)は、ここから・・・056.gif
全国市町村議会議員の活動報告は、ここから・・・029.gif





       奥田尚佳尾鷲市長不信任決議

 奥田尾鷲市長は、国税局の告発により三重県警から、平成21年1月22日税理士法違反(税理士法第43条)容疑で書類送検された。
 21年3月12日、略式起訴であるが、有罪判決が下され21年3月18日には略式命令、罰金刑50万円の支払いが決定した。地方自治法に抵触しないといえども、市内外の信頼を著しく失墜させ、尾鷲市政を混乱し、混迷させた責任は誠に重大である。
 市長は尾鷲市という地方自治体全職員を統括し規律、法令を遵守させる立場にあるにもかかわらず、市全体の奉仕者としての自覚が著しく欠落し、自己顕示欲が顕著に現れる姿勢は市長としての資質に欠け市政執行者として不適格である。
 行政手腕に於いては、ビジョンの確立も疎かに目先に拘り、自身の一方的な考えでの執行のあり方は現在おかれている尾鷲市の現状を全く顧みない独裁政治である。
 以上のことから、国,県との信頼関係を悪化させ、市を不利益な方向に進ませている行政手腕は公益を基本に置いた思考に至っていない、この政治責任と道義的倫理責任は極めて重大であり、まことに遺憾の極みである。
 よって、尾鷲市議会は奥田尚佳市長を信任しない。
 
 以上、決議する
 
 平成21年4月20日
                                     
                                     尾鷲市議会


なお、提出者は村田幸隆議員です。

  by mikikazu82 | 2009-04-20 22:22 | ミキカズの活動日記

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