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鈴鹿市議会を訪問

 今日は、予算決算常任委員会設置の県内先進地である鈴鹿市議会を訪問しました。もちろん、議長として議会運営委員会に調査をお願いしている議会改革ということで、南 靖久委員長や北村道生副委員長に同行させていただいたと言うほうが正しいのかもしれません。

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 他には、山本和夫議会事務局長と法制化のことも考慮して書記の竹平専作主査が随行し、到着後出迎えてくれた副議長の原田勝二氏と挨拶を交わし、暫しの談笑の後、鈴鹿市議会事務局の浅野正士局長や藤田辰也課長などにいろいろと先進事例をご教授していただきました。

 鈴鹿市議会では、平成19年に当時の議長より提案があり議会運営委員会で議会改革の一環として議論し、「基本的に分割付託の違法性を回避し、これまでの審査方法を変えないでおこなう」ことを前提に平成20年5月に予算決算(常任)委員会として、正副議長と監査委員を除く全議員(定員32名中29名)の委員構成で設置されている。

 先に視察をおこなって敦賀市議会や小浜市議会とは少し違い、本会議の下部機関のような形で予算決算(常任)委員会が存在することから、分科会としてはそのまま3常任委員会があたり採決や委員長報告などは同委員会の全体会議の中でそのままの形で継承しているようであった。
 そういうことから、本会議では採決の結果等だけの報告をする方法である。

 また、同委員会の委員長には小浜市議会と同じで常任委員長を兼ねられないことや、ここでは分科会審査には加わらないことも決められていた。ちなみに敦賀市議会では3常任委員長が予算決算常任委員会の委員長・副委員長(2名)を兼ねていた。

 相変わらず感心したことは、何処の議会でも一般質問が多いようで議員32名中20名はおこなうようであった。また、一般質問はもちろんのこと質疑・討論などすべて通告制をとっており、いかに事前勉強の必要性が理解できる。その場での思いつきや二番煎じのような質疑など完全にないようであった。
 当市も、一時期地元新聞が議員の一般質問回数を掲載したことがあったが、クレームがあった?のか現在ではそういうことが無くなった。遅れているテレビ中継が行なわれれば市民の関心も高まることから増えると思われるが・・・、しかし、其々の議員が政務調査費を活かし先進地視察をおこなっていることから、その得た情報や考え方などを一般質問することで市民のみなさんにも紹介するべきだと小生は考える。

 ちなみに鈴鹿市議会では、政務調査報告書などの公開について常設閲覧コーナーを設けているようであった。当市議会も、今年度より政務調査費による視察については、その報告書を提出していただくことを議会運営委員会で提案し、同委員会ご理解の下実施しているので、それらを活かし一般質問をどんどんやってほしいものである。

 併せて、本年度から各委員会での管外視察などを委員長が代表して報告書を作成し、地元新聞などへ掲載させていただくことが復活しました。これらも「議会だより」と合わせて恒例化していきたいと思います。


 他では、一般質問・質疑・討論や或いは議案の採決の仕方など、総てその都度議会運営委員会が開催されるようであったことや、ここ鈴鹿市議会でも毎月定例の全員協議会が行なわれていた。


 この予算決算常任委員会の設置には既に2~3年構想で取り組んできたわけだで、三重県議会、四日市市議会、或いは、分科会を設けず全員で審査している亀山市議会(特別委員会)と調査したい議会も他にもあるが、先に視察敦賀市議会や小浜市議会などの事例を精査し、尾鷲市議会スタイルで設置すべき知識を得たような気もしてきたので小生の意見も入れていただき、南 靖久委員長に総体的なとりまとめを行なっていただくことになろう。

 最終的な詰めは、議会運営委員会、全員協議会と流れがあるが、いよいよ本市議会も平成22年度の当初予算から全議員(議長等は除く)を委員とした予算決算常任委員会として、市長(執行部)と議会が二元代表制の下、1つの議案の採否を1つの委員会でとることとなり、これまでのようなねじれ現象などは無くなり、むしろ是々非々の議論が飛び交うくらい議員側も勉強しなくてはならなくなるだろうと、議会改革による尾鷲市議会の活性化を願って止まないのである。


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  by mikikazu82 | 2009-11-19 20:12 | ミキカズの活動日記

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