予算決算常任委員会設置に向けて・・・

 予算決算常任委員会設置に向けての議論は、昨年12月1日に開催された議会運営委員会(南 靖久委員長)において議会改革の一環として「予算審査常任委員会の設置について」を議題としていただき、議長として「これからの予算審査のあり方」として同委員会での議論をお願いし、同月8日の全員協議会のその他報告事項として経過を説明させたいただいていることから、引き続き議論を深めていただくために本日の議会運営委員会を開催していただいた。

e0111346_14291886.jpg委員は、南 靖久委員長・北村道生副委員長・端無徹也委員・與谷公孝委員・濵中佳芳子委員・三鬼孝之委員・濱口文生委員でオブザーバーとして正副議長が参加しています。

 予算決算常任委員会設置については、これまでの「予算は不可分であって、委員会としての最終的審査は1つの委員会において行なうべき」との行政実例がありながらも、多くの地方議会において分割付託されてきた歴史があり、この改革を進めていた議会も少なからずいたものの平成12年の地方自治法の改正により人口段階による常任委員会の設置制限が廃止され、平成18年11月より常任委員会への所属制限の撤廃が行なわれたことにより、多くの意見として「分割付託による予算審査を続けることは、強い違法性」を指摘せざるをえないとの意見があり、「立法府たる地方議会が違法な分割付託による審査を継続してはなりません」と地方議会研究会での野村 稔氏が監修した議員・職員のための「議会運営の実際22」で記述されている。

 そこに、「違法性がある」と言われる所以がある。

・・・が、小生が今回提案したのは首長と議員がそれぞれ別の形で市民の代表として選ばれる二元代表制において、意図もすると地方議会の存在感の希薄さが問われてきている中で、議会の権能である「審議・監視・評価」のあり方を高めることと、「予算は不可分であって、最終審査は1つの委員会で行なうこと」が解消できることから、議会運営委員会での先進視察(全体方式と分科会方式)を行なっていただき、地方自治法の解釈の中で当議会の実情に合う議会改革をと言うことである。

 地方制度調査会で「地方議会のあり方」が毎回議論されているように、長い歴史がありながらも変革を向かえており、尾鷲市の規模の移り変わりに併せた議会改革は置き去りにできないのである。

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 あくまでこの改革は、尾鷲市の現状を把握し住民から受けた付託を真摯に履行するためにも「時代に即した」ものであって、併せて議会における「審議・監視・評価」という権能を高めることで議会の活性化と存在感を示すことでもある。

 今日の議論では、総合計画や産業振興などは総務産業常任委員会や福祉や住民サービス、教育や病院問題などは生活文教常任委員会でと、これまでどおり施策的なものの審査の違い(すみ分け)、或いは特別委員会の存在理由などについて具体的な意見が交わされた。同時に、尾鷲市議会始まって以来の大きな改革となることから、議員全体のコンセンサスの必要性を求められるなど、建設的な意見が話のまとめのような感じとなり、同委員会終了後に南 靖久委員長の了解を得て、早い時期に議会運営委員会と全員協議会を開催する運びとなった。

 委員会のあり方や審査方法等については、小生の私案として既に提案していることから、後は地方自治法の解釈の中で尾鷲市議会方式を確立すればいいのである。また、「違法性」ということについては、地方自治を研究されたいる専門家から「予算は不可分」の解釈が指摘され表現されてきたことは事実であるが、訴えに基づいた判例など無いものの平成12年及び平成18年の地方自治法の改正後、解説として「違法性が強い」と表現されることが多くなっていることは事実であり、この改正に基づき予算審査に関する常任委員会設置を促しているのがほとんどであり、避けて通れない議会改革だろうと理解する。
 これらの意味から、南 靖久委員長が「違法性があると言われている」と引用したのであって、これまでの当議会での審査については「違法だった」などの言い切った表現は使われていないと思うが、委員会で否決、本会議で賛成などとなり市民から「何故?」とか「どうなっているのか?」などと言われる実例は、今後無くなると言い切れるのである。


 その他では、議会費の削減から視察旅費の限度額を下げることや、執行部側の行政改革と議会改革の両面から議会事務局正規職員を1名減らす(当面は嘱託職員を配置し、今後は同規模の議会事務局職員数などを参考に議会改革のなかで検討をして行く。
 平成17年の議会改革で行なった審議会への参画について、執行部或いは審議会などから打診があり再検討について検討することを示唆させていただいた。
 また、夜間議会や日曜議会の開催、或いは議会中継などについては具体的な検討を行ないたいことと、紀北町議会や熊野市議会との情報交換の場を持つことを話し合っていることを報告した。

 もう一点は、すでに議員定数(平成25年の改選なので、その1年位前に結論)については、広く市民の意見も参考にと説明させていただいていることから、1~2月あるいは4~5月に2~3ヶ所で議員全員による地区懇談会を開催する旨、伝えさせていただいた。

 何れにしても議員各々が活動を活発にし、オールラウンドプレーヤーとして予算や条例に対して調査活動の成果を発揮するのが先で、その上に立ち議員各々得意分野を主張して施策に反映し、尾鷲の活性により結びつけるのが議員本来の議会活動であると考えるので、当然、小生の議員としての議会活動のあり方となる。


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  by mikikazu82 | 2010-01-12 16:34 | ミキカズの活動日記

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