予算決算常任委員会の設置は、委員会改選(1年任期)時の6月議会で・・・

 予算決算常任委員会の設置については、議会改革の中で7月30日の議会運営委員会をはじめ、11月での先進地視察(委員外議員4名参加)などを含め議論を重ねて、今回全員協議会での説明となった。

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 その方向性としては、二元代表制の中でより「審議・監視・評価」を高めたいことから、地方自治法の一部改正による「常任委員会の設置数(人口で制限)の制限がなくなり、平成18年の一部改正により常任委員会への複数所属が可能になったことで、これまでの行政実例(昭和29年9月3日に予算は不可分であって、委員会として最終審査は1つの委員会においておこなうべく、2以上の委員会で分割審査すべきではない)について憂慮してきたものが解消できることになったことから、全国的にどの議会においても予算審査のあり方の見直しを行っているもので、何も新しいものを始めようとの改革ではないのである。

 当議会への設置については、「1年間の議案の中で最も重要な議案は予算、次に重要なのは決算」との認識から、地方議会においては時限的な特別委員会の設置よりも常任委員会を、そして議案を審査して成立させる立法府としての役割を持つ議会が、いつまでも違法性の強い分割付託(別々の委員会へ最終審査を分割する)を行っていないで、早く避けるべきであるとの見解。

 以上のことを議会運営委員会および全員協議会においても、議長の立場にあるものの案である「これからの予算審査のあり方」に具体的な方向性を示したうえで、「予算決算常任委員会設置を提案した理由」として、文献などの表現を引用して同じ発言を繰り返してきた。

 そして今回の全員協議会では、議会運営委員以外の議員の皆さんの意見を伺う機会として開催された。

 当然、前段の部分を前置きとしてお話し、ご意見を・・・となったが、「時期尚早」との声が・・・、できたらその時期尚早のわけを聞きたいと願いつつも落としどころの分からない議論は難しい・・・、
 予算の不可分・・・、これまでの行政実例・・・、「前段でご説明させていただいているのに・・・ここで説明することでもなく全国地方議員共通の必読すべき事項(当市議会図書室にも議会運営に関するの文献がたくさんある)で、同じ認識でなければならない!?はずでは・・・」と頭の中でつぶやく。

 平成12年から18年に行われた地方自治法の一部改正は昭和29年以来の矛盾を解消させるための大鉈であり、議員ならば当然理解すべきことで改正時にも議会運営委員会および全員協議会で議会事務局から解説して説明していただいているはずである。昨年から議員となられたものならいざ知らず、併せて平成19年度に議会運営委員会で委員長提案として見直しを述べて取り組んでいるが、全国的にはこれからという時期だったので理解を得なかったののならば仕方がないが、全国的に分割付託が解消されてきている現在ではごく普通の議会運営上の全議員が理解せざるを得ない事柄であり、日ごろの議員同士の議論でも関心を持っていて当たり前の検討事項であるが・・・

 後半になって、上記のことが議会運営上の流れと理解しているであろう大川議員(大川議員のブログはここから・・・)や内山議員より「議長の考える設置予定は何時なのか?」とか「当初予算と補正予算の審査のあり方は?」などの具体的な声となったので、議会運営委員会でもそこまで話しを詰めていなかったが、議会として一番大事なのは年間の方針を決める当初(新年)予算なので本来ならそこからスタートしたい。そして、小生自身の「議員の本分」からもこの時期だと考えていると答えた。
 激論は交えても、小生の信念は議員提案を全員賛成のかたちで改革を行おうとしているものについては、議会運営の公正さとともに公平さも表明しているので、このあとで濱口議員や真井議員からも6月に・・・との意見や、すでに、新年度の予算を審議する3月定例会の日程作りなどを検討していることから、6月の委員会任期による改選時にとの具体的な方向性で、今後議論をいただくということで今日の会議を閉めた。

 唯一、議会運営委員として先進地視察に参加できなかった濱口議員には議論のテンポがつかみ難いことだろうとは思うが・・・

 しかしながら、議員たるものは議会運営についてはいつも勉強しておくべきである。今回の予算審査のあり方は遅かれ早かれ地方自治法の一部改正により改革される流れにあることから、議長の立場にあるものの案として「これからの予算審査のあり方」を示し、議論の根幹を提示させていただいており、それを見れば一定の議論ができることになっている。
 議会運営委員の理解と議論次第ではあるが、南委員長をはじめ北村道生副委員長、そして地方自治法の改正の流れをよく理解している與谷委員、住み分けや審査の方法などを確認した三鬼孝之委員や濱中委員などは既に議論の中身を確認し、設置時期について次の議論をとしていたことであろうと推察できるが・・・、全員協議会の雰囲気を確認するまでは南委員長とは「設置時期を明言しない」こととしていたが、何時設置するのかが議論の分かれ目ではないことから、一応6月改選時期との具体的な提案が出てきた以上、それを尊重することとした。
 
 本来なら地方自治法の改正や解釈などを検討する議会運営委員会で建設的な議論の方向性でまとまれば委ねるべきで、議会運営委員はこの地方自治法の改正などや議会運営に関する地方議会の流れを常に勉強して当議会の運営に反映させていく義務がある。そうでないと議会運営委員会の権威を失墜させてしまうことになりかねない。

 議会改革とは時代の変革のなかで、より市民の方に分かりやすい議会の姿に変えていくことが肝要であり、小生のその思いの強さに馴染めない方もあろうと思うが、それくらいの考えと取り組みの早さでいかないと世論との相違を作ってしまうであろうと日々思う。尾鷲市においても財政がひっ迫している今、議員の資質を問われることが日常となるであろう。だから、市民に分かりやすい議会運営と市民によく見える議員各々の活動がいるのである。

 お互いに予算決算審査の能力を向上させること、そして地方自治法の改正等による議会運営のあり方については、議員として常に心がけていたいものである。我々は執行部(市長や職員)の支援部隊ではない、対等な関係なのであるからこそ「審議・監視・評価」を権能を高めるために、全員がそれぞれの不足分を補い合いながらも議会力を向上させるための改革を進めているだけである。

 日々の活動こそが将来へとつながる、いわば常在戦場なのである・・・
 

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  by mikikazu82 | 2010-01-18 19:20 | ミキカズの活動日記

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