尾鷲総合病院の経営について

 第3回定例会の予算決算常任委員会(與谷公孝委員長)や生活文教常任委員会(内山鉄芳委員長)で、尾鷲総合病院の経営について岩田昭人市長や諦乗 正事務長に当面の考えを伺った。

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 10月5日(火)に生活文教常任委員会で梶賀地区での尾鷲総合病院/出前講座を視察したように、諦乗事務長は地域医療の充実と共に病院と市民との関係をより密接にする意味から、この出前講座を6月より各地区で進めています。これはこれで成果を挙げているようです。

 このことは評価すべきこととしても、肝心な病院経営をみんなで考えていくことも避けて通るわけにもいきません。

 そこで岩田市長には「病院経営について」「医師の確保について」「財政的支援について」を聞くと、「魅力ある病院づくり(地域に根付いた病院)を進め、経費節減に努め一般会計からの財政支援が必要な時には当然視野に入っていることや、三重大を中心に尾鷲ゆかりの医師など医師の確保について、いろんな努力を続ける。」と答えた。
 また、諦乗事務長には「地域医療や救急体制の充実をめざすにしても、現在の収支状況からは外科・内科・整形外科の医療収益がマイナス部門を担っており、内科医師2名と整形外科医師1名の確保が急務ではないか。」と聞くと「救急を維持ことなども合わせ内科医師3名と整形外科医師1名の要望を継続して三重大学にしていきたいことと眼科の診断が毎日できるような態勢を取りたい。」と構想を述べた。

 別の角度(収支)から見ると、平成21年度決算(平成22年度はもっと悪化している)における純損失額3億6千574万円から原価償却費2億6千998万円(内部留保金的な考え)を差し引くと収支はマイナス9千576万円となり、内科及び整形外科医師の増員により未収金の増加を抑制することや機器備品の計画的な買い替えを行なうことにより、かなり経営改善されることが考えられます。

 第3回定例会において、平成22年度予算補正(第2号)で決算見込みの純損失額が6億7千364万円から3億6千217万円と3億1千147万円が減額されました。この内容についてよく質問されますが、これはあくまで医療改正により診療報酬が見直され医業収入が増額されたからです。しかし、平成23年度も同じような収支だと純損失額が単純に約5千万円(手当てとして人件費が見直された4~9月分)の増額が予測され、減価償却費を差し引いた分が現金不足として生じてくることになります。
 薬品についても収支面から一考すべきこともあるが、でき得る範囲で検討をと要望したところであります。

 企業会計である以上採算を考えるのが当然ですが、市民の生命や病気から守ることも大きな住民サービスには違いありません。しかし、少子高齢化・過疎化などが進む中で平成の合併をしなかった自治体の運営は想像以上に厳しく、病院経営やゴミ問題、あるいは教育やあらゆる公の施設など生活のためのインフラ整備と雇用などを増やしていく地域活性策の狭間で、有効な財政運用力や施策選択力が問われます。

 一時(いっとき)として油断すべき時間はなかったのですが・・・、この間にも町の疲弊は5年後、10年後の地元経済に大きな波となって襲ってくるように思います。

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  by mikikazu82 | 2010-10-12 23:05 | ミキカズの四方山話

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