『龍馬伝』が終わる・・・
政権が自民党から民主党に変わったとか、敗戦後の日本復興の一翼に担っていた団塊の世代が定年退職を迎え年金を受ける年代になるなど、以前として長引くデフレ(スパイラル)状態による経済の冷え込みなど、確かに時代が変動している時に放送となったこの歴史ドラマは、以前に放送されたり映画化なったものとは一味違ったように映った。
薩長同盟や大政奉還を成し得るなど、メディアの乏しい時代で民主化の現実について相当な置いてきぼりを食った(時代の変革を読めなかった)人々からは反感を買うことになったかもしれないし、また、それに乗り切れていない人々からは寛容に受け止められたか・・・、
偉人と尊んだ人もいれば、時代の寵児として嫉んだ人もいたとしても然りであったろう。
しかし、明治維新以降の日本が存在することは事実である。
坂本龍馬が変革の機軸となる人物や時代のすう勢を的確につかんでいたからこそ、歴史ドラマとして描くに相応しさがある。
今の日本、そして尾鷲市も変革の時なのかもしれない。
坂本龍馬の最期(暗殺)にはいろいろな説があるようで、大河ドラマを放送しているNHKでさえ別番組で推理していた。
人生50年の時代だからこそ、33才で一生を終えるまでに世の中を変えられたのかもしれないが、それにしても短く、夢は儚い・・・が、今、船中八策が評価されている。
また、大河ドラマはほとんど観ているが、同じ歴史上の人物を主役にしても、製作されるその時代(社会)背景により描き方が違うようである。
変革時代のヒーローについては、万人が理解するまでには時間がかかるようで、幕末の志士や政府筋では高名であったようだが当時は一般には無名だったようである。世に知られたのは明治の末となって出身地や、そして皇后(昭憲皇太后)の夢(司馬遼太郎の「歴史と小説」)、また近年では、同氏の小説「竜馬が行く」から多くが知ることになる。その後は変革期のバイブル的考えとして、いつの時代も評価されるようになる。だからこそ歴史により名を残すのかも知れない・・・
虎は死して皮を留め、人は死して名を残す・・・、人の評価は世相が変わらないと分からないものだ。
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by mikikazu82 | 2010-11-29 09:12 | ミキカズの四方山話