岩田市長の「まちづくり論」について

 議会における一般質問を行なって、岩田昭人市長のまちづくり論が少し活字として見えてきたようにも思う。

 これはあくまで各自の見解により違ってくることは当然であるが・・・、小生の理解では、介護保険が導入されて以降、老人福祉については行政も議会(現在は紀北広域連合議会で議論を行なう)も議論の場が少なくなってきたが、子育てや教育、そして障がい者福祉などと市民の健康を意味した保健医療の充実、そして若者などの定着などによる人口減少を食い止める意味からも雇用の場の確保、そのためには地域資源を生かした産業振興となるのであろう。

 確かに、岩田市長となってから尾鷲総合病院への財源も含めた取り組みは、産婦人科医師問題以降の特長として、医師等による出前講座の開催や医師を派遣していただいている三重大学との関係、及び医師不足問題など市民にも実情が見える形となってきた。もちろん産婦人科問題時などの伊藤元市長(故人)など、前任者の取り組みが活きて来たのだと考えるが、実際手がけていることだし、産業振興においての地域資源を生かすという意味では、これまでの自論を言わんとしているのだと思う。

 特に、市長はまちづくりという意味での産業振興については、市域資源と表現してこれまで単発でアピールしてきたものを、纏めかけてきたような気がする。では、これをどのようにして普及させ、そして、どのようにして集約させ、その結果として集客を促進させ経済効果として業者や市に利益をもたらす、いわば市民の利益とし、市民サービスの向上や具体的には子育てや教育を充実させるための市政運営(財政も含め)となることで、いわゆるまちづくりの岩田ビジョンとしたのだと思った。

 しかし、実の部分はこれからである。このまちづくりのスキーム(図式)がうっすらとわかっきたといえ、今以上の経済的な効果をだすためには現在の仕掛けでは果たして豊かさが増すのであろうか・・・

 これまでは財政面で、財政健全化計画の下、徹底的な行財政計画により特に人件費面での歳出削減となって、海洋深層水取水事業やし尿の陸上処理場整備となったといっても過言ではない。何故なら、平成14年の財政健全化計画にはこれらの事業はカウントされておらず、市町の合併をも鑑みていたような気がする。

 だからこそ、海洋深層水も含めた現在ある地域資源による産業創出は目指すところであるが、財政的なカウント(税収が増すとか、雇用が増えるなど・・・を実として創出する)もなければ、豊かさを感じる市民サービスまで届かないことになる。

 自ら水産や林業などの施策見直しとも言える組織や機構改革を行おうとしている。この財政的なカウントを是非、裏付けてほしいものである。一般質問時に提示した「尾鷲市水産物供給経済分析事業報告」書のようなシビアな考え方でないと、どこにどのように梃入れ(財政発動)してよいのか分からないからである。

 これまでは「ハコモノ」を作るために理論武装をしてきた時代から、将来のビジョン(ソフト)があって、産業振興の催しや施設整備(ハード)などの施策、いわゆる幹の部分があって枝葉の部分に財政発動する時代(各自治体が自ら持続可能とする市政運営)となった。特に産業振興施策(財政発動)等には経済効果のカウントを示すことは必要性が不可欠となっている。

 現市政には、過去の大きな財政負担があるとはいえ、明日の見える施策論議を重ねたいと思う。そうしないと地域の疲弊が加速してしまう・・・、時間があまり残っていないような気がする。


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  by mikikazu82 | 2010-12-09 09:40 | ミキカズの四方山話

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