『議員に能力と覚悟があるか・・・」と問われている!

 『議員に能力と覚悟があるのか』とのタイトルで、「議会内閣制」が名古屋市長選挙の争点になるとして中日新聞の「ニュースを問う」との論説が載っていた。
 その記事を引用させていただきながら・・・

 11月に愛知県半田市議会が「議会内閣制」を試行実施するため、地方自治法の規制緩和を求め、内閣府に構造改革特区の提案申請を行なったことが記憶にある。
 憲法93条は地方自治体は、その2項で「二元代表制」を示しており、だから当市議会においても税理士法違反で書類送検され刑事事件を起こした前市長に対し辞職を求め、不信任決議を行なった。また、市長は議会解散を発令した。総て法制度の下で行なわれたもので、この二元代表制が明確にされた事例となった。

 反面、議会内閣制は市民が議員を選び、議員が首長を選ぶことになり議会の責任が大きくなる。そして首長は多数派から選ばれるので議会と首長の全面対決は理論上、あり得ないというものである。半田市議会の提案は、その前段の部分で市長与党の議員の中から副市長や局・部長となり、市長と内閣を組み予算編成や執行を行なうというものである。
 現制度の中では、議会内において首長与党となる地域政党を増やしていくことが議院内閣制に近いことから、名古屋市や大阪府の動きのようである。

 もう一点は議員の資質の問題である。この論説を記載している記者は地方議会の担当をし、議会の役割の中で「議員の報酬が高いのではなく、見合う仕事が与えられていない」と考え、「この街灯をつけたのは私」など選挙活動となってしまっていることや、議員の原風景として、職員に対する様々な横柄な対応や出張時、或いは外での会議時に職員をまるでかばん持ちのようにすることを述べている。

 また、今月の19日に開かれた全国の地方議員による「地方政府の多様化を進めるシンポジウム」では、議員の資質の問題で「首長や党議拘束を追従してきただけ」との自戒の言葉が漏れるなど・・・、反面、やる気と実力のある議員たちが力を持て余していて、むしろ、「もっと責任と権限を与えてほしい・・・」との差があり、その一つの動きとして議会内閣制のようだ。
 だが、「現状に甘んじてきた議員にそれだけの能力と腹(覚悟)があるのか・・・」と、問われ始めている。

 多数決は民主主義の最たる手段であるが、果たしてその中に自分自身の明確な意思や信念・信条が含まれているのかである。同シンポジウムの基調講演をおこなった内閣府特命担当大臣(地域主権推進)と地域活性化担当を兼務する片山善博総務大臣は、地方議会におけるリング(議場や常任委員会)外の取り組みを危惧して、それらに対する指摘をしていたようである。

 名古屋市長選挙には、対抗馬として民主党が擁立する候補者も「議会との対話や協調を通じた地方議会の再生モデル」として議会内閣制を掲げている。

 これからの地方の選挙によって示される民意により、半田市の特区申請結果や地方自治法の改正論議にも影響を与える可能性があり、地方自治は歴史的な転換期を迎えようとしていると論説は閉じられている。

 当市議会においても議会改革ということで様々な取り組みを議論し、大きな決断をして制度内の改革を進めてきたが、平成の合併(国の財政問題があり、地方分権という・・・、そのしわ寄せがある!?)以降の政治には、今年の「龍馬伝」の如く、法という制度そのものを換えてしまうような大きなうねりが来ていることを心しなくてはならないようである・・・

 龍馬伝は、いつの時代も普遍のようだ・・・

 
憲法第93条
1.地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機関として議会を
  設置する。
2.地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、
  その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する。


ご訪問いただき、ありがとうございます。040.gif
 励みになりますので、ランキングのところをポチッと応援038.gifお願いします。


『にほんブログ村』人気ランキングに参加中 
 全国の地方議会議員の活動報告ブログ/人気ランキングは、ここから・・・
063.gif
 三重情報(尾鷲情報もあり)発信ブログ/人気ランキングは、ここから・・・ 056.gif

地域のための議員ブログ集約サイト『まちの種』は、ここから・・・058.gif
[PR]

  by mikikazu82 | 2010-12-29 10:11 | ミキカズの四方山話

<< 再び・・・、第26回全国尾鷲節... 三重紀北消防組合議会/第2回定... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE