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海洋深層水活用型温浴施設(論説)

 昨日に引き続き、この地域振興ゾーンの「温浴施設」整備事業の財源を考えてみると、先ず国の電力用施設周辺地域振興事業費補助金は、補助条件が事業費の2/3以内で限度額1億円であることから、整備事業費が1億5千万円からスタートしたことが考えられる。本来は仕様書に基づき設計され、事業費が積算される形の方が施策的には議論しやすいところもあるが、財政的に目一杯のところでの施策であるところから、逆に、プロポーザル方式で事業費に基づき設計がされているのである。だから、構想が示されて小さなところの指摘はできても、大きく設計変更までは予定された事業費の中では無理があろう!
 
 また、当初予算編成準備上、B案(325㎡/事業費2億1千万円)が決定していないまま、A案的予算1億7千万円を計画した後に最終決定案がでたのであろう。しかし、6月定例会で補正予算4千万円が認められなければB案的事業にならないことも事実である。これこそ矛盾・・・っていうもんだろう。



 
 規模的には、この近辺の温泉もそう大きなものはなく、内風呂・露天風呂・洗い場・脱衣室・サウナ室・待合い場(ラウンジ)の収容数を一度の入館者数とすればいいのであるから、地域性を考慮すれば規模的にはこんなものかも知れない。閑古鳥が鳴くより、むしろ満員で入館できないとのうれしい不満が出るくらいの方が、財政難の折の施策の遂行には好ましいくらいかも知れない。それとB案では拡張できる余裕があることから、今後の計画としての歩行浴は健康維持や福祉的な意味合いもあり、地域の入浴者に対するリピート効果があるかもしれない!
 
 しかしながら、年賦払いの起債(75%)と頭金払い見たいな活性化対策基金(25%)は多少に関わらず財政負担へ影響があり、確かに競争入札の差金が生じるにしても市の負担はできるだけ少なく押さえたいのが心情である。
  
 事業費の額ありきでいいものでは無く、最小の費用で最大の効果を出す知恵を出し合っていいものを!   そう・・・それがオンリー・ワンへの道なのかも知れない。

  by mikikazu82 | 2007-02-08 22:21 | ミキカズの活動日記

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