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施策と予算編成

本日、平成19年 第2回定例会は最終日を迎える。
 議案が付託された各委員会の審査結果から、全議案とも原案通り採択される予定のようであるが、施策を推進させていく課程での予算編成に、役所の仕事の在り方が変じてきたのである。

 例えば、今回の地域振興ゾーンの「地場特産品情報センター」と「海洋深層水活用型温浴施設」整備を考えてみると、

 地場特産品情報センター
    整備実績額 133,468,740円(市負担 17,106,740円)
 海洋深層水活用型温浴施設
    整備予算額 234,397,000円(市負担131,793,000円)

合わせて、総整備予定額は367,865,940円となり市費を148,899,740円(内、93,000,000円が起債{借入金})負担することになります。
※温浴施設分は今後の入札による差額や、未計上の備品分の加算などがでてきますので、実績額は変動する。




 この整備事業は、博物館県立熊野古道センターの整備とともに、そこを補完するのかどうか位置づけをもう一度整理する必要があるが、関連施設する市の施設として指定管理を視野に整備されるモノである。

 これまでの整備は市の施設として執行部の提案を議会が議論していくモノであったが、今回は特に尾鷲商工会議所が関連会社する「株式会社 熊野古道おわせ」を指定管理者として、整備施策の議論が議会でもされてきたモノである。施策としては、これまでの公設民営なのであるが、指定管理者制度という新たな手法となり採算性が重要視されてくるのである。しかしながら、行政が負担するモノに切りが無くてはならないのと中途半端なモノで先の見える整備にも疑問が付くと言う矛楯の中で、予算を審査することとなるのである。
 もう少し、大枠の絵を描く時間のなかで、ハード&ソフト両面の先行きを検討すべきであったが、常任委員会での議論不足と特別委員会の立ち上げの遅延がここへ来て、駐車場の舗装だの、雨じまいだの、景観のための掘り下げだの、配管の地下式だの当初のでもそれらを視野に入れた議論が議会として出来たのである。


 ここまで来たら、三重県立熊野古道センターとともに、東紀州の活性のために地域貢献を望んで止まない施設であるのだから、ハコモノの整備完成ばかりを喜んでばかりいないで、それらの息づかいが聞こえてくるような施設活用(ソフト面)を期待するのである。

  by mikikazu82 | 2007-06-25 08:44 | ミキカズの活動日記

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