おわせ深層水しお学舎(株)が開校しました。
市の南方に位置し賀田湾を取り囲む輪内地区の古江町に、みえ尾鷲海洋深層水を原料にして塩を作る会社「おわせ深層水しお学舎(株)」が、旧古江小学校校舎を活用して操業を始めるところまできました。
海の日にちなんで、本日、古江町の住民の協力を得て、行政や議会、或いは建設関係者などを招待して、旧校舎利用ということもありその名も「開校式」のネーミングで竣工式を賑やかに行ないました。
来賓には、伊藤尾鷲市長や関係課長、真井市議長とその他の議員、或いは県の代表や紀北及び紀南の県議会議員4名他多数の招待客がおり、それぞれ代表が祝辞を述べ、「おわせ深層水しお学舎(株)」の発展を祈願しました。
左上は、モクモクファームをはじめとした、三重県経済同友会のメンバーが中心となった出資者のみなさんです。そして、右上がこの会社の代表取締役の竹内 健氏であります。写真左下は社員のみなさんで、右下の庄司古江区長は、特にこの会社の誘致の喜びと発展を祈願していました。
この会社は、設計及び建設の関係者に対して、出来うる限り地区住民のノスタルジーである学舎のイメージを壊さないで再生することを要望したと、社長の挨拶にあったようにふんだんにそれらを生かしているのである。
教室一つ一つにそれぞれの製塩に関する機器が据えられ、外部からも製塩工程が見学できるようになっており、写真にはないが調理室をそのまま体験教室としていることなど、竣工式を開校式とした意味合いが理解できます。
その設備はというと・・・
機器では、写真右上のソルトマン真ちゃん釜(採かん作業真空釜)と呼ばれる釜を使い、60℃の低温真空二段濃縮製法で100%の海洋深層水から「塩」と「にがり」に分離する方法で、鰺に深みを与え、衛生的で安心できる製品を手塩にかけて作るとのことです。
「食育」→料理の基本である「塩育」として、この「やさしい まあるい味」の塩を自然環境の中で普及させていって欲しいと思います。
開校式終了後には、餅まきがあり、また、古江地区住民の協力による屋台がありで、参加者や見物の方々ともに舌鼓をうち楽しんでいました。
みえ尾鷲海洋深層水取水は、尾鷲市が初めて産業振興のためのインフラ整備として行なった公共事業により生まれた、言わば本市の切り札でもあります!今後とも、今日のような波のうねりが大きくなるように、我々議会も行政も市民のみなさんとともに、起業家の育成に弛まぬ努力をしていくべきだと、改めて感じた一日でありました。
by mikikazu82 | 2007-07-16 19:37 | 尾鷲よいとこ四方八方