尾鷲市立九鬼小・中学校では、児童・生徒の募集をしています!
さすがにソフトテニスボールなどで全国級の選手を輩出している学校だけあって、トロフィーや表彰状が凄いのである。
既に、尾鷲市教育委員会が委嘱した検討委員により、学校の適正規模・適正配置の答申が出ており、九鬼小・中学校が統廃合の対象校となっていることから、本年2月より6月にかけて、地域の方・学校評議員を交え、小・中学校合同の保護者会は話合いを重ね、「希望者を募り、児童生徒を確保、学校存続を!!」を掲げ、教育委員会への要望を行なうとともに、本月に入ってからは地区独自に教育委員会3階において、学校紹介や意見交換会を開催してきているのである。
確かに、平成19年4月1日現在の児童生徒数の予想推移では、5年後の平成24年には小学校で11名(3学級)、中学校で2名(1学級)なのである。
今日の懇談会においても、小規模校でも本当の弱小学校や大きい規模の学校でのこどもの教育についての基本的な話などもあったが、地区としては学校を無くしたくないことや、他地区や大きい規模の学校に対する不安などが大きく、あくまで「希望者を募り、児童生徒を確保、学校存続を!!」を目指したいと、広く尾鷲地区等の対象者に訴えていきたいと強い願望を持っていました。
いろいろな話の中では、多くの方に広く理解してほしいことからインターネットでの情報発信の推進や、住まいや就業の問題についても、九鬼・早田両地区の共同組合への乗組員としての優先採用や空き家斡旋などを進めたいことなど発言があり、両地区のまちづくりとしても考えてはどうかなどが意見と出るなど、また、外部からの転入となると心証的にもクリアすべき問題があることなどが指摘されたり、地区の熱心な思いもあり、話し合いは延々と続くのであった。
全般的に議員側も、地区の取り組みに対し一定の理解を示すものの、反面、転入してくる家族の世話や交通機関の問題など厳しい意見も出たり、小中一貫校への転換や食育を通した別地域との交流の推進など学校特区としての考え方等、キチンとしたハードルを示したのであった。
そう言った意味では、お互いの真剣さが、やり取りに忌憚のない意見や指摘となり実のある懇談会でもあった。
児童・生徒数の減少している中でのこの地域ぐるみの取り組みは、決して安易に成せるものではないが、少子高齢化・過疎の時代において就業の場や住まいまでをも考えた方策は、まちづくりそのものであり意義ある地域の連携(協働)でもある。角度を変えて、建設的に見ることも大事なのかも知れない。
by mikikazu82 | 2007-07-19 23:57 | ミキカズの活動日記