悪臭問題の中川をウオッチング!
これまでに、臭いが発生するたびに中川沿いを歩いたり車で移動しながら調べると、放水口・国道42号の陸橋前後・この写真地点から中川橋前後など、川底が浅いところや河川が曲がっているところ、或いは河川に葦だとか中洲状になっているところで臭気を感じやすいような気がする。
もちろん、小生は出掛けていったそのときに臭いをかぐだけであるから、そこの定住している市民の方々や一日の大半をそこで過ごされる方にとっては不快なのは当然だろう。10年もの長きにわたるこの問題は、産業振興などの課題をも超えた被害となってしまっており、住民の怒りが限界に達していることは紛れもない事実だろう。
この写真は、昨年1月17日に業者の許可を得て写したモノである。
知人に排水処理の仕事をしている方がいたので、悪臭問題の解決に一役をと水産加工センター側に説明し、写真撮影や排水試験をしたいとサンプルをいただいたときのものである。(排水の汚れと臭い取りの分解には成功したのだったが・・・)
今回の問題は、会社側によると新設した前処理の機械の操作時でのアクシデントとの説明だが、参考までに、この6枚組みの写真が示すように排水の最終処理はここで行なわれ、処理された排水がダム湖へ放出されるのである。
少なくてもこの時点で、魚類のタンパク質の重要な構成成分であるアミノ酸が、廃水処理槽の活性菌によって処理されきれずに排水されてはダメなのである。
昨日、懇意にしていただいている比較的若い水産加工業者に会ったのである。彼曰く「中川悪臭被害者の会」の方々の気持ちに触れると複雑であるとのことであった。小生は、出来るならば業界関係者の方々でもこの悪臭問題についての話し合いや、取り組みをしてほしい!とお願いした次第である。
今年度中には、5年間の許可期限が切れることは紛れもない事実であり、この悪臭問題を解消しない以上、更新時には尾鷲市議会にとっても、公害防止協定の第12条の解釈をめぐって、正念場となることは避けて通れないであろう。
by mikikazu82 | 2007-07-21 13:10 | ミキカズの活動日記