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風をよむ・・・

 10日(水)の行なった一般質問に対しての意見をよくいただく。主な話題は、小生への奥田尚佳市長の答弁である。やはり構想が描かれていないことへの指摘である。初質問をおこなった小生の印象では、野球で例えるならば、ピッチャーの投球のように質問を変化球で交すことも答弁のテクニックであるが、やはり構想とかビジョンという直球があって変化球が生きてくるのである。

 その結果、市長の答弁が言い訳とかその時の言い逃れ的になっているように誰しも受け取られていろようだ。小生への答弁のみでなくその前に一般質問を行なった2議員への答弁の内容もビジョンや構想など何もなく、やはりその場凌ぎのようであった。

 具体的には、奥田市長の選挙公約である「学校の統廃合は慎重に再検討します」との否定論があるなかで、小生の質問の中で、補強だけの改修でいいのかとの問に、「学校の耐震化について」は補強での改修一点張りだったものが、田中教育長は補強にしても大幅な改修の必要性があることや、、教育環境を整える上で「学校の再編を考えなければならない」との質問にも関連して、例えば尾鷲小と宮ノ上小について児童の数的には10年くらいは2つの学校の存在を強調すものの、その先のことも考えた補修なり、改築なりを当然頭に入れてしていかなくてはならないと答えている。

・・・、それは今ではないのか。

 風をよむ・・・という意味では、結果の強要をしなくても今回の「学校の耐震化」を検討するときにこそ、そのほとんどが改修整備を行なわなくてはならない本市の教育現場事情を考えると、この際、理想の教育環境を整備する意味で「学校の再編」を考えるべきで、きめ細かな登下校用のスクールバスの運用面も含め、教育委員会が大胆な将来構想を提案することも行政の大きな役目のように考えるのだが・・・、その問に関する答弁も曖昧であり、それにしても6月議会に引き続き「給料が県から支給される先生の立場による経済活性」発言を連発する奥田市長の教育に対する認識には呆れてしまう。

 いまの時期だからこそ、総合的な耐震整備計画が検討される時期であり、そのなかで「学校の再編」はその議論をするときに欠かすことのできない要素ではないかと考えるのである。

 「学校の再編」も、まちづくりの根幹を成す・・・と考える小生は、市民みんなで議論して尾鷲ッ子育てをと思う。だから、いろんな情報のもとで今回の「学校の耐震化」を検討するときを逃すべきではないように思う。小さな学校の統廃合を考えるのが本来であっても、理想的な大きな学校の教育環境の整備如何で学校区の拡大ができる・・・、そんな考え方もできるのである。

 市長であれ、議長であれ組織の長たるものはこの風をよむ・・・才能がないと、あとに大きなツケを残すのである。そこには多くの情報を持つものでないと「風は読めない!」は、今風のKYということである。

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  by mikikazu82 | 2008-09-14 16:55 | ミキカズの四方山話

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