賀田区の新規『採石事業』問題

 地元新聞2社が9月28日付で報じているのは、市内の会社が賀田町の山林で計画している新規の採石事業に対し賛否を問う住民投票が行なわれ、賀田公民館で老人クラブ会長・婦人会会長・区理事3人を立会い人として区理事と監事6人が開票作業を行ない、20才以上の有権者は649人(330世帯)のうち投票者総数637人(98,2%)のうち反対604票(95%)で圧倒的反対の結果が出たようである。ちなみに、山林の持ち主が賀田区の方ということもあり賛成24票で無効は9票あったようだ。

 この新規採石事業計画の打診は、本年の6月くらいに市内の会社より賀田区の方にあったようで、区は法律的な対応も必要と大川哲次弁護士(尾鷲市顧問弁護士で市民相談などを行なっている)に、相談業務を委託していることから、今回の結果を踏まえ、同社に「同意できない」ことを同弁護士を通じて文書回答するようである。

 理由として、①申請予定地が現3業者が採石を行なっているところより上流であることから、賀田町・古江町の簡易水道水源の上流となり生活水の濁水や汚染が危惧される ②現3業者より上流での採石は古川本流の清流が濁ることが予想される。これら①②により古川は元より賀田湾の汚染が更に増大する ③採石運搬車による粉塵公害が益々ひどくなり、賀田区民の健康が害されるおそれが非常に大きい ④これまで地場産業として住民は長い歳月辛抱をし強力をしてきたが、これ以上の環境汚染は住民として限界であるなどで、認可権を持つ県尾鷲建設事業所と意見書を添える立場にある尾鷲市長宛嘆願書が提出されているようである。

 この話は8月頃に地区の方から伺っていたが、区民同士の争い等に発展しないように同弁護士に依頼して対応しているとのことであった。

 報道による市内の会社代表の話では「事業計画の説明会を賀田区に申し入れても拒否され門前払いでは理解できない。法的に事業計画を進めていく」とされている。

 事業は、1ヘクタール以上の森林開発は森林法での認可が必要で、この認可がでれば採石法に基づく採石業者登録と岩石の採取計画の認可申請が手続きである。

 この採石法では、採石業者の登録は採石法の規定に基づき、「採石業務管理者」の資格者等を配置する一定の条件を添え三重県知事におこないます。その際資質面をしんさされるようですが、現実に岩石の採取を行なうとするときは、採石場ごとに採取計画を定め三重県知事の認可を受けなければなりません。
 
 認可(にんか)とは、行政法学においては、行政行為のうち私人の契約、合同行為を補充して法律行為の効力要件とするものをいい、認可の申請があった場合、行政は、当事者が必要とする要件を満たしていると認めれば認可を行う。許可とは異なり、行政が意図的に認可を行わないことが認められていないので、ここが「認可」「許可」の大きな違いなのであります。

 申請されたの段階で県と市との事前協議が行なわれるはずである。

 しかし、採石業の実施は地域社会に与える影響が大きく、市町村は住民の福祉の向上や地域の安寧を図る立場から、必要に応じ意見を述べ、また対策を検討する必要があるため関係市町村長の意見を聴取します。これを「市町村長意見照会」といい、産業振興の側面があるにせよ、ここが尾鷲市にとって住民の意向を反映させる重要なところであります。結果は、三木里八十川問題でみんなが認識しているように、生活環境を守ることには何よりも厳しくされている奥田市長の手腕次第となります。

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  by mikikazu82 | 2008-09-30 09:39 | ミキカズの四方山話

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