群馬大学/片田敏孝教授の地震防災講演会を視聴しました。
タイトルが「地震防災」となっていましたが、台風13号などでこの地方にも暴風雨があったことや最近の住民の防災意識を意図してか内容は、地震や津波のみならず全体的な災害に対する認識を問う講演会といってもいいのではないかと思います。
これは台風13号時の雨の状況と避難に関する例から、防災意識がありながらも避難しない住民の心理について、「情報と行政に頼り過ぎており、これが災害過保護な住民をつくってしまった」と問題点を指摘した。
また、最近の豪雨現象を分析し、温暖化によるこの辺の気候が熱帯地域の状態にあることから、今後も益々注意が必要で幾ら雨に強い尾鷲といえども侮れないとのことであった。
台風にしても海水の温度が高く台風が発生するメカニズムが紀伊半島沖や四国沖にまできているそうである。だから北上して弱まるはずの台風が力衰えず関東近くまで来るそうである。
そこでやはり避難体制について、認識の洗い直しである。
国においても↑ようにアクションプランがたてられているが・・・
地域防災力を高めるために自助・共助・公助のあり方や民と官の役割分担を明確にしておく必要があり、行政に頼らず自助力やコミュニティーによる防災・減災の重要性がテーマとなった。
地震についても同じように自助力を強調した。
想定される海洋地震に備え、行政や情報を確認してからではなく地震が起こればすぐに避難することを意識すべきで、そうすれば自身の生命の安全が高まる。
地震が起こればブロック塀や家屋の倒壊があり余計に避難が困難になるが、6分以内に高台に避難すれば津波被害からは必ず免れると繰り返していた。
小生のところでは「向う三軒両隣り」といわずとも、両隣くらいは日頃から声をかけることを自治会活動の中で話し合ってはいますが、地震時には行政やテレビなどの情報を求めず、直ぐさま避難する習慣を身につけたいと考えるのでありました。
何ごとも、「備えあれば憂い無し」を実践できるように心がけるべきなのです。
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by mikikazu82 | 2008-10-02 21:07 | ミキカズの活動日記