尾鷲市の前途を憂慮する問題

 議長と言う職にある以上、私見は出来るだけしないように努めている。奥田尚佳市長の「税理士法違反問題について」もそうしていたいとの思いは同じである。また、話には、口にしたことや訂正されたこと、或いは抽象的な話題としか話しようがないときがあり誤解を受けることもある。特に非公開でのことやこれから行なおうとする時のことなど、一般論しか出来ないこともある。

 しかしながら、1月26日(金)に開催された全員協議会では全議員中1名を除く議員が、市長の辞職を促したたことから、議長として市長に対して、その重みを理解し自らのことをよく考えられた結果を話すべきと会議を閉じた。

 議員の多くは、市長が「法令を遵守できなかったこと」や、その間の言動が「うっかり違反で税理士業を兼業してしまったなどではなかろう。(確信犯だ!)」などが窺える理由から、「司直の結果を待つまでもなく、議員倫理に欠け市長として資質を疑うことから自ら辞職すべき!」が、その大きな意味を占めていたように思う。

 しかし奥田尚佳市長は、報道関係へのコメントで「辞する気がない」とか、未確認な言葉ながら「不信任案が議決されたら議会を解散する」など、またしても政治倫理に欠けるような話題しか聞こえてこなかった。そのことは、市民への釈明をするでもなし、また議会での多くの議員の発言の重みを感ずるでもないようなであった。

 そういったことから、議長として今後著しく議会運営に支障がきたすことを熟慮に熟慮し、全員協議会での真意を質すために3日市長室に出向き、その場で、やはり自ら辞することを明確に伝えた。

 やり取りのなかで、奥田尚佳氏個人の長き人生を考えると市長職に就いている時期(一生涯が市長職ではない)はほんの短い期間であり、不信任決議や解職請求(住民リコール)などで辞さなくてはならない社会的制裁を受けることを考えれば、潔く自ら辞するほうがこれからの人生でやり直しはいくらでも出来ると・・・、少しばかり人生の先輩として、また年長者として話させていただいた。

 一方、地方自治のなかでは辞表のように、本人の意思により決定すべき事柄については、あくまでも本人の良識と判断にまつべきもの・・・や、刑事事件に関する等、議会として懲罰対象としえない一般非行があった場合、しばしば当該者に対する辞職勧告が問題となるが、それは有権者による解任請求(リコール)や選挙権の行使といった他の手段にその解決を委ねる問題であると「新訂注釈地方自治関係実例集」で解釈されていることから、奥田尚佳氏に直談判的に辞職を促したわけであるが、しかしながら、辞職勧告決議や不信任議決も議会の本会議において行使できる方策であり、市長の辞職を示唆する議員が大多数のなかで市政運営や施策的なことでそれらが出されることは難しい問題では無いように考えられる。

 奥田尚佳氏には、冷静によく考えていただきたいと思う。「人生の節目とタイミングを」、これ以上、もう言うことは何も無い。

 この記事については3日に市長室へ出向いた内容であるが、4日に全員協議会を開催し報告することが決まっていたので綴るわけにはいかなかった。5日付の地元新聞の内容と一部が同じである。

 考えられることは、市長にせよ、議員にせよ、不在になれば相当な政治空白が見込まれ、21年度の予算とが審査されないと尾鷲市が完全にストップしてしまい市民に大きな迷惑が想定されることから、市長が辞することに共感する有志議員の懇談会のなかで、議会運営委員長を務める南 靖久議員の冷静な発言が今後の進め方を決めることになった。




全員協議会で述べた市長室でのやり取り

平成21年2月3日(火)13:35~14:18
      於:市長室
出席者 市長、教育長、川口総務課長、野田市長公室長補佐
          
      三鬼和昭 議長、中垣克朗 副議長、            
      南 靖久 議会運営委員長、端無徹也 同副委員長
      山本 事務局長

1.今回の問題点は、普通地方公共団体の長、いわゆる尾鷲市の市長職を務める人の品格にかかわる政治倫理上の問題である。

2.全協は、昨年から公式の会議と位置付けされたことから、先般、その席で税理士法違反を認める発言されたことは重大である。もちろん、多くの議員が発言した辞職を促したこともそうである。

3.全国的にも報道されており、大きな社会問題となっている。ここで市長が責任をとらなければ、国・県の対応にも支障がでてくることが想定され、すでにその声が国県から聞こえてきているようである。

4.奥田市長の税理士法と言う専門分野での適用とはいえ、法令を遵守していなかった、この間の言動にも社会的影響が大きな問題が社会に露呈し、尾鷲市の教育の場で影響はないかと言うことです。
市長職と比べるものではないが、税理士と言う職種も社会的には影響力の大きな職種ということもあります。
今回の税理士法違反報道は、メディアを通じ全国に配信されており、そのことが尾鷲市内の問題としてのみにならず、子どもたちに後遺症として影響はないか。

先般の全協では、自治体の、或いは組織の長として職員に示しがつくのかとの問いがあったが、教育の場でどうなのか心配であること。
  
5.今後の議会運営において、市長も議員側も、相当な覚悟がいるのではないか。
6.今回の件で、議会側は公式会議である全員協議会で発言したように議員は意志を示した。その多くの意思が市長に対し倫理に欠けることや、執行権者として組織の長として職員に示しがつかないなど、市長としての資質を問うものがほとんどであった。
その議員の示し方が一枚岩のようにも受け取れ、今後提案されてきた市長の施策に対して、議決権を有する議会側との軋轢(あつれき:車輪のきしる意)は存在して然りであると考えられ、議会運営にも大きく影響することが想定されることから、この際、自身の態度を明確にすべきである。

7.市民の間では、はずかしくて尾鷲出身であると言いにくいとまで言われている。特に子どもへの教育面を考えると憂いが残る問題である。
8.執行部と議会が、これからうまくいこうという矢先の出来事であるので、たいへん残念である。
9.市民の間では、今回のことで市長は何も考えていないのでないかとのうわさがある。(大多数)

10.(市長は、)3月議会で何らかの処分を提案するつもりでいる。(辞職以外のこと)
11.(市長は、)司直の場にゆだねられている現段階では辞職するつもりはない。
12.(市長は、)今日、警察にも問い合わせて聞いてみたが、結論(起訴・不起訴)がでるまでにもう少し時間がかかるとのことだった。3月議会までには間に合わない状況。

13.以上の3点を口にしたが、この際、市長を続けられる気でいるならば、はっきりと辞職して、出直し選挙で市民の信(信任)を問うべきだと提言させていただいた。

14.(市長は、)昨日の地元新聞のコラム欄にも掲載されていたように、「続けるなら続ける」「やめるならやめる」という態度を早急に表明する努力をしていく。

15.(再度)尾鷲市のために本当にやりたいという気持ちがあるなら、もう一度市民に信を問うべきだ。(出直し選挙)

16.今回のことは、市長個人の問題。(市長は、税理士法違反を認めている。)その社会的責任は、市のトップにたつものとして大きい。

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  by mikikazu82 | 2009-02-05 02:40 | ミキカズの活動日記

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