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言葉は踊る・・・

 昨年12月、臨時会において議長に就任以来、引き続き開催された平成20年第4回定例会(12月議会)の緊張感が今年の正月には取れたかと思っていたら、同月、例の「奥田市長の税理士法違反事件」が勃発し、その対応に明け暮れた日々であった。

 そのせいでもないが、平成21年度の計である当初予算を議論する平成21年第1回定例会を終え、同時に、一般会計から拠出金を繰り出す紀北広域連合や紀北広域消防組合の両議会を無事終えたと思ったら、極度の悪寒と下痢などを伴った風邪を引いてしまい土日は一日中布団の中で過ごす羽目となってしまった。そのためかこの2日で体力的影響が出てきたようで低下した体力を取り戻すのに幾日かかかりそうである。

 この長らく緊張感を持たなくてはならなくなった奥田市長の税理士法違反事件は、それまでの奥田尚佳氏が市長として取ってきた言動と相俟って、市民や議会から厳しい指摘となった。そのことが連日マスコミでも取り上げられ議長を務める小生にとって、議会での事件に対する収集に追われるばかりか、マスコミなども含めた対応の毎日であった。奥田市長の行為が市政の混乱を大きく招いたこと所以であることから、奥田市長に対し自らの辞することを促してきたのが現実である。


 特に気を使うのが、議長職と「奥田市長に自ら辞するべき」と辞職を求めた有志議員14人の集まりの座長を務めていることである。一方で全議員を含めた議長として議会運営を行っていて、議会を代表するコメントを求められたときに、一方の座長を兼務していることを結びつけてコメントを要請されることである。有志議員から座長にと要請されたときに、今後生じるであろう、この矛盾を案じて対応の難しさを説明したのだが市政の一大事と務めている。
 しかし、現実として、コメントできる立場は尾鷲市議会議長でしかないのである。ところが有志議員集まりの座長見解をも求められる・・・、そこで答えれば議長見解となってしまう。そんなことから、どうも小生の言葉足らずなのか・・・、紙面などへ載ると、やり取りした話の前後が意図している内容として伝わりぬくいようである。

 例えば、議員の中に、「不信任決議案を提出!」と申す議員がいないなどとは決して発言はしておらず、ただ議会の政治行為として「不信任決議案を提出」などを、その時点で確定していることではない事実から、言ったことは「ない」と答えたに過ぎない。

 議長が誰であれ、想定できることであったとしても確定していもないことに対してコメントは避けるべきであり、それを行なえば闇雲に政局を迷わすだけである。決めた時点で明確に伝える所作を心がける。そのように小生は信条としている。

 日本語も難しいが、質問者の作為していることに沿って答弁者が結果を出さないと、言葉は踊るものなのだなぁ・・・と、あらためて感じた。質問者の意図していることを勘違いして答えたことで、「言葉がひとり歩き」することは聞いたことがあるが・・・、

 これから益々、言葉足らずな人間になっていっても許しを請わなくてはならないことが多くなるかもしれない・・・

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  by mikikazu82 | 2009-03-31 21:30 | ミキカズの四方山話

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