海洋深層水が取水できない。
みえ尾鷲海洋深層水の取水ピット。左端の建物は県水産種苗センターです。
今日は、午前中から専門業者による深層水取水管を水圧による逆押しを行うこととなり、小生も気になっていたことから午前中の用事を済ませ、正午に古江町のにある取水施設アクアステーションへ出かけた。
水圧を上げ逆押しするために設置された圧力送水ポンプと流量計(大きく見えている管)や圧力計(流量計の上に設置されており写真では見えない)など、そして右下写真は取水管につなぐホースである。
取水ピットに入ると直ぐに階段があり、そこには満潮時と干潮時の海の水位が示されている。一番下までは16m近くある。
取水ピット外の圧力送水ポンプから一番下にある取水管に直接耐圧ホースで繋がれている。素人目には少し耐圧ホースが細いのでは・・・と感じた。
送水ホースが取水管につながれ、水圧を上げながら海水を逆送りする。時間をかけて行う作業となった。午後3時過ぎの段階でこちらからの送水が詰まっているものを押し出しているか、詰まっているものに幾らかの穴を開けたか確認できないが、確実に流量計のメモリが上がっている状況を把握することができたが、中々、完全に貫通状況とはならなかった・・・
以前にも1.5mのタコ等が入り込み取水量の低下があったようだが、今回はもっと大きい生物(異物)のようである。また、低水温なので生物等の固体変化が進まないようでもある・・・、見ることができないまま、現場ではそんな会話が口々にされていた。
取水については、このように紙面で紹介されており、右下が取水口の機材である。
展示されている取水管(実物と全く同じ)で直径28cmあり、取水口からピットまでつなぎ目が一ヶ所もない。
取水口の模型、周りは底引き網が絡まないようにネットが張られているが、取水口はネットにすると固形ゴミが絡むと取り除くことができないので、そのままなので時折、魚類など生物が入ってくる。
日本全国で15~16ヶ所で取水されていて同型の機種も多くあるようだが、今回のような全く取水停止状態は初めてのことだと言われている。
午後3時過ぎになり、岩田市長や横田副市長などが定例会の打ち合わせに目処を付け駆けつけてきた。
途中で大型の圧力送水ポンプを探すこととなり、地元建設会社などへ連絡を取りつけていただいたりしたが、多少なりとも流水量も増えてきていることから時間をかけての作業が続いていたが、午後5時過ぎに市長らと共に小生も現場を離れた。
午後7時30分過ぎ現場に電話をかけ確認すると、このまま徹夜で送水するとのことであった。また、地元建設業者が圧力の大きい送水ポンプ(ディーゼル式)を調達してくれたことから、明朝ポンプを交換して作業行うとの報告であった。
業者と施設長、それに市職が一晩中点検に当たるようであった。ご苦労さんである・・・、小生は、何とかスムーズに取水できる状態になるように祈るのみである。
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by mikikazu82 | 2010-03-07 19:42 | ミキカズの四方山話