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総務常任委員会が開催されました。

 総務常任委員会(真井紀夫委員長、濵中佳芳子副委員長、田中 勲委員、三林輝匡委員、與谷公孝委員、濱口文生委員、中垣克朗委員と小生)が開催されました。

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 議題は、海洋深層水事業についてで、取水障害から応急的な措置による回復後、改めて事故原因について大型船のアンカー(錨)によるとの想定であるが、海上保安部への被害届等の扱いについて委員より問われ、岩田市長は海洋深層水利用者への迷惑から速やかな分水方針を優先したことから、時間を要する現場検証や加害者特定の難しさなどから市長自ら決断したこと、そして早期に本格的な改修をおこなうことを示唆した。

 しかしながら、尾鷲海上保安部に対し取水管屈折の原因となったされる船舶の特定について相談していることや、もし特定できた場合に損害賠償が可能かどうかについては、その時に検討していくことを言及した。

 また、この事業における当初の敷設工事費用も多大であったことから、市の財源のみでは負担が多きすぎることで、今回の改修に当たって財源などをどうして行くのかとの質問に、過疎債(のちに70%が地方交付税に算入される)を財源として検討していることや県当局へのバックアップを尾鷲県民センター長を通じお願いしていると回答した。

 他の委員からは、大型船のアンカー(錨)による事故原因の想定から、この海域は熊野灘航行船の緊急避難港として以前から利用されている現実があり、標識が可能かなど今後の対応等について質問や意見なども多くあり、その指摘点についての質疑応答がされた。

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みえ尾鷲海洋深層水

取水管損傷位置図
                資料は拡大できます。
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みえ尾鷲海洋深層水

取水管損傷個所平面図


 また、この海洋深層水取水事業については、財団法人漁港漁場漁村技術研究所に依頼して設計したものに対して、取水管の選定については、当時の伊藤允久市長(故人)の方針で、専門家等で構成する選定委員会(議会からも所管の特別委員長がオブザーバーとして加わる)が組織され参加業者のプレゼンテーションの結果、最終的には同委員会が現在の取水管(古河電工製)が選定され、同時に一部埋設(その深さも含む)による敷設方法も含み了承された経緯があり、この機関や選考したメンバーの意見を聴くべきではと指摘したところ、奥村新産業創造課長はこの選定委員の何人かが海洋深層水学会のメンバーでもあり、その旨を了解した。

 いずれにしても、今後、安定的な取水ができるような改修のための方針等が決まれば、議会へ相談をするとのことを冒頭の挨拶でも岩田市長は述べていた。

 このままの応急措置のままと言うわけにも行かないが、さりとて財政のひっ迫している現在、市民にもよく分かる改修方法と財源について、そして船舶に対する停泊時の対策(アンカーなどによる再発防止)の明快な説明が不可欠である。


 明日は、生活文教常任委員会が開催されます。

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  by mikikazu82 | 2010-04-26 19:52 | ミキカズの活動日記

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