精霊(ショウロウ)さんがお帰りになりました。
多分、様々な事情で家を離れていてもお盆だけは実家へ帰ることが出来た、帰れるとその時期まで我慢した時代があったからであろう。
そのようにお盆の行事は、精霊となったご先祖さんが帰ってくると人々は信じて止まないから大事なのです。
そう、信心が篤いことが大切なのです。
我が家でも13日の夕方より仏壇の位牌から過去帳を開き、しきたりに合わせた食事を供え精霊(ショウロウ)さんをもてなしました。そして今日は、「送り」の日で、夕方の墓参り、そのあとは送り火・・・
夜になると家族が集合し、慣わしに従い精霊(ショウロウ)さんのお箸に無病息災をお願いしました。
ずっと以前は、それこそ「精霊流し」の如く精霊(ショウロウ)さんを海に浮かべお送りしていましたが、現在では中心市街地のどの家の精霊(ショウロウ)さんも尾鷲漁業協同組合市場へ集合です。
恒例となっています妙長寺の青木住職がお経を唱えるなか、多くの方々が線香をたて合掌して見送っていました。
小生の生まれた三木浦町では、初盆の家は小型の船を造り、そこに家紋や電気等の飾り付けと供え物を積み、外洋まで漁船で運び精霊(ショウロウ)さんを西方浄土へお送りする行事が今でも続いています。
※この地方では、精霊〓ショウリョウを「ショウロ(ゥ)さん」とか「ショウロウさん」と親しみを込めて呼ぶのである。
by mikikazu82 | 2007-08-15 22:43 | ミキカズの活動日記