『有志で勉強するかい!』が開催されました。
勉強会の内容は、8月4日付ブログ記事で紹介のように、『子どもの権利条約』を学び「子育て」や教育関連施策のスタンダードを再認識しようとするものです。
今日の講師は、
川上敬二氏(昭和5年6月5日生まれ)で尾鷲中学校を退任後、岐阜経済大学講師を経て、現在は、国立三重大学で人文学部・工学部・生物資源学部の非常勤講師を勤められています。
また、荒廃した時代の尾鷲中学校教師として取り組んだ経験から、「校内暴力の克服」など数冊の著書があります。
講義は、『子どもの権利条約』が成立するまでの過程や条約の内容、及び言葉の意味や解釈などを紐解き、1951年(昭和26年)5月5日に制定された「児童憲章(憲法の基本的人権の諸規定を、児童について明確に宣言されたもの)」と絡めて、説明いただいたのであった。
講義の折にも、「子育て」について様々な実例が飛び出してくるのである。さすがは小・中学校の教師を勤め、現在では大学生に講義しているだけあって話の根拠が分り易いのである。「あいさつとは、相手と交わりを持つ気持ちがあるから行なう」「勉強せんか!・はよ(早く)!・そんな暇あったら!・・・は、親が何気なく使う言葉であるが子どものやる気を失せさせてしまう」などや、「子育て」についての基本的認識として、「子どもは『思春期』を経て成長する存在」などを理解すべし・・・等々、熱のこもった語りが続いた。
特別参加の津村 衛県議会議員と、呼びかけをさせていただいた執行部から宮本福祉保健課長をはじめ教育委員会生涯学習課の世古中央公民館館長などと、南 靖久議員・高村泰徳議員・濱中佳芳子議員・中垣克朗議員・北村道生議員、そして小生の10名が時間延長し正午までの2時間30分を熱心耳を傾け、最後は質疑応答とともに近況を話し合いました。
『子ども・大人に関わらず「話し合い」の原則として、「発言の自由」「意見の違いを理解する」「話し合いの結果によって納得すれば自分の意見が変わることもある」の3つが重要であり、その認識がお互いになければ「話し合い」にならない』・・・と言った言葉に、みんながうなずいていました。人の上に立つ人ほどこんな寛容な精神の持ち方が必要のようだ。
資料をたくさんいただいたので今後の議会活動に生かすとしても、前途(8/4の記事)で述べたようにこういった講演はPTA関係者や子育て中の方々、或いは地域で子育てを支援する一般市民の方々も交えた講演会にしたかったと考えるのである。次の機会にはそう言った企画で取り組みたいと思う。
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by mikikazu82 | 2008-08-07 15:56 | ミキカズの活動日記