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奥田尾鷲市長が辞任 !?

 尾鷲市議会 平成20年度第3回臨時会が午前10時より開催されました。提出議案は議会運営委員会(濱口文生委員長)で示された2議案に、賀田区長/榎本登志彦氏から出された「新規採石業開設の反対を求める陳情」が日程に追加され2議案とともに総務産業常任委員会(村田幸隆委員長)に付託され、本会議が暫時休憩のうちに同常任委員会が開催された。

 総務産業常任委員会(村田幸隆委員長)での議論はやはり、平成20年度尾鷲市一般会計補正予算(第4号)の中の歳出第2款 総務費、第1項 総務管理費、第1目 一般管理費の8節 報償費451千円(裁判費用)に対する質疑に集中した。奥田尚佳市長の市議会議員当時の一般質問による発言が「地方公共団体の公権力の行使に当たる公務員」として「その職務について」なされたことから、「故意又は過失によって違法に他人に損害を与えた」ことが地元新聞で大きく報道されたことにより名誉毀損行為などによる損害賠償の請求が尾鷲市を被告として訴えられてきたものであるが、発言当時、市議会議員であった奥田氏が現在、尾鷲市長となっていることから区分の解釈が難しい審査となった。

 同一人物となっていることから、市長として質疑されても個人の範疇に関する問題であることから、議案を精査した議会運営委員会でも「その費用が公金なのが解せない」ことがクローズアップし、奥田尚佳市長の「結果裁判に掛かる費用は一切尾鷲市に迷惑をかけない」発言により審査を終えた経緯があるが、本日の委員会では裁判のあり方等詳細な聞き取りが多く行なわれ、裁判結果を想定した質疑応答の中で、「奥田市長は議員活動における発言についての制約」として、「負けられない裁判!」を強調し一審での結果が敗訴の場合、尾鷲市長の職を辞する旨委員の質疑に対して答えた・・・

 直後、村田委員長より真意の確認が成されたが自身の議員時代の言動に自信があるようで、裁判結果による市長の職を辞する意思は硬いようで発言の撤回はなかった。

 しかしながら、審査の関係で休憩を取った奥田市長の体調不良から委員会が再開不能となり、市長及び副市長が欠けたことから総務課長(川口明則氏)を市長の職務代理者(尾鷲市長職務代理者を定める規則第2条により)として議会運営委員会、本会議が開かれ会期を明日一日延期することで今日の日程が閉じられた。

 よくよく考えると、「地方公共団体の公権力の行使に当たる公務員」として、市長及び議員の発言に対して今後こういった訴えが無きにしも非ず・・・、かも知れない。でも、個人的な確執で市を訴えるようなことは止めてほしいとも思うのである。

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  by mikikazu82 | 2008-10-28 19:34 | ミキカズの活動日記

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